完璧な英語を捨てることで英語ペラペラへの道が開かれるというパラドックス

僕は、英語が全く喋れない状態からアメリカで仕事を始めました。おかげさまで現在は、英語はそれなりに喋れるようになりましたが、その過程でいくつかのブレークスルーを経験しました。

今振り返ってみると、それぞれのブレークスルーに共通することは、ある「マインド」を知ることでその後の英語学習がこれまでとは比べものにならないほど捗るようになるということです。

上記の「マインド」とは、特定の言い回し・表現など英語そのもののコトではなく、英語を話す上での心構え的な点であることです。

今回は、アメリカ赴任後、比較的早期に訪れたブレークスルーについて紹介します。

完璧主義を捨てよう

多くの人が英会話が苦手な理由なのは、文法、発音、熟語が正しくあることを極端に意識してしまう、 いわゆる「完璧主義者」になってしまう からです。

完璧主義者になると、

「間違った言葉を発することはできない」

と無言状態に陥ってしまい最終的に「英語アレルギー」になってしまいます。

世界の主流はブロークンイングリッシュ

こんな負のスパイラルに陥る前に、英語を勉強するすべての人がまず知っておく重要な事実があります。

それは、 世界で使われている英語の9割はブロークンイングリッシュである ということです。

日本の教育現場では、英語は世界共通語であり英語ができないと大変だ、と一種の脅迫のよう言われています。

よかれと思って行っている外国人講師による授業、洋楽や洋画を使った教育によって、ますます英語ペラペラへのハードルの高さを生徒の潜在意識に植え付けています。

しかし、多くの人が想像するこのように 流暢な英語は、全世界で使われている英語のたった1割を占めるにすぎない のです。

現実にヨーロッパの人はヨーロッパなまりの英語を話し、インドの人はインドなまりの英語を話しています。シンガポールの人は、”シングリッシュ”と呼ばれるシンガポールなまりの英語を話します。

中国アクセントの英語を、韓国イントネーションの英語を、ロシアっぽい英語を。これらはすべて「英語」であり、すでにツールとして世界中で使われています。極論すれば、これまで目標とされていたアメリカ人が話すアメリカ英語も、イギリス人が話す”クイーンズ・イングリッシュ”も、バリエーションの1つにすぎなくなってしまったということです。

ジャン=ポール・ネリエールが提唱したグロービッシュ(globish;非ネイティブ英語圏の共通言語としての英語)の考え方が、現実化しているのでしょう。
(本田直之『レバレッジ英語勉強法』〈朝日新聞出版〉)

20歳過ぎてから英語を学ぶ場合は、「完璧な英語を捨てる!」というマインドを持つことが大切です。

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